きのこたけのこ戦争とは?
きのこたけのこ戦争とは、株式会社明治が販売している「きのこの山」と「たけのこの里」をめぐる人々の戦いの歴史である。
〇きのこの山
- 1975年発売開始
- 軸がクラッカーで傘がチョコになっているキノコ型のお菓子
- アポロの生産ラインを活用して原型が作られた
- 自然や博愛のイメージを表現する名前として「きのこの山」と付けられた
〇たけのこの里
- 1979年に発売開始
- きのこの山の爆発的大ヒットに影響されて作られた
- クッキーにチョコをコーティングしたお菓子
双方ともに明治から販売されているため、別に企業同士の競争でもなんでもないのだが、「どちらの方が美味しいのか?」という何気ない疑問から、それぞれの信者同士が今なお論争を続けている。
お菓子で戦争だなんてバカだなー!
そんなことしなくても「たけのこの里」の方が旨いに決まってんじゃんね?
……ふっー。
読んでいなかったのかな?「たけのこの里はきのこの山のヒットに影響されて作られた」とある。つまりオリジナルはあくまで「きのこの山」であり、「たけのこの里」はパクリ商品といっても過言ではないというわけさ。
……表に出な。久しぶりにキレちまったよ。
売り上げ
論点はあくまで「どちらの方が旨いか」である。
故に売り上げが高い方が美味しいと断言できる話ではない。
しかし、この戦争が起こると必ず取り上げられる要素であるため、参考にしてほしい。
〇チョコ菓子売り上げランキング(2020年時点)
- たけのこの里
- コアラのマーチ
- ガーナミルク
- トッポ
- アルフォート
- ガーナリップル
- きのこの山
圧倒的!やはりたけのこの里は世界一だね!
……きのこ?ああ7位のやつね。
たかが売り上げ一つで何を言っているのか?
「売り上げ=美味しさ」であるなら世界一美味しい料理はファストフードってことになるぞ?
真に美味しい食べ物は、売上ではなく「味」にこだわるんだよ。
きのこの山たけのこの里国民総選挙
明治は2019年に
「きのこの山たけのこの里国民総選挙2019」を行った。
その際には「きのこ党」と「たけのこ党」と名付けた政権を模した様式で選挙が行われた。
〇きのこ党
- 党首:松本潤(嵐のマツジュン)
- 獲得票数:6,021,986票
〇たけのこ党
- 美輪明宏(占い師)
- 獲得票数:4,565,799票
結果は150万票程の差で「きのこ党」の勝利に終わった。
世の中はよくわかってる。きのこって最高だよね!
……たけのこ?まぁ頑張ったんじゃない?150万票も下だけど。
うそだ!だってあたいの周りにきのこの里派なんていないもん!
僕がいるんだけど。
※因みに、総選挙は過去3回行われており、2019はあくまで最新の投票結果というだけ。
過去2回の選挙では、いずれも「たけのこ党」が勝利している。
年代による変化
若年層=たけのこの里
高齢層=きのこの山
という傾向にあると判明している。
2019年の投票についても、投票者の年齢層が前2回に比べて上がっており、それが今回の投票結果に変化をもたらしたものと推測される。現在日本は少子高齢化の一途をたどっているため、その影響もありそうだ。
こんなところにも少子高齢化の波が……。
現状の日本における最大の問題だからね。知らないだけで相当に多くの物事に変化を与えていると思うよ。
国民大調査2020
じつは2020年に都道府県別でアンケートが行われている。
2019年の国民総選挙と比べて随分と少ない「投票者数300,161名」の参加者であったが、これはあくまで「アンケート」であるため、回答も「普段どうやって食べているか?」など、細かい質問も多い内容となっている。
〇調査結果
- 47都道府県中46都道府県で「たけのこの里」支持者の方が多い
- 福島県のみ「きのこの山」支持者の方が多い
- 回答数が最も多かったのは千葉県
- 「たけのこの里支持者」が多かったのも千葉県
- 「きのこの里支持者」は東京に多かった
結果は2019年と打って変わって「たけのこの里」支持層が「きのこの山」を圧倒した。
また、このアンケートでは
「きのこの山派はチョコとスナックを分けて食べる人が半数近くいるが、たけのこの里派は一口で食べてしまう人がほとんどだ」
などという面白い結果も多数述べられている。
子供でも見やすいように工夫されているため、一度HPを覗いてみるのも面白いだろう。
※以下URL
たけのこ来たコレ!
若者のみを対象にしたアンケートなんだろきっと!
因みに私は「きのこの山派」!
きのこの山(一箱あたり)
- 重さ74g
- 423キロカロリ―
- チョコの量がたけのこの里の約1.4倍
- スナックのスティック
たけのこの里(一箱あたり)
- 重さ70g
- 383キロカロリー
- スナックではなくビスケット
上記を比べてみてどうだろう?
重さ、カロリー、チョコの量。それら全てにおいて「きのこの山」が上回っているという事実!
唯一「ビスケット」という部分だけたけのこの里に特色があるわけだが、チョコよりも圧倒的に多いビスケットを押し出すのなら「チョコ菓子」の代表面するのをやめた方がいい。
ほとんどチョコがなくてビスケットがメインのくせに「チョコ菓子ランキング」で1位を取っているのも意味がわからない。
チョコとしてみるならば「きのこの山」一択だ!
ブログ主まで敵だと!?
数年前の新卒入社の時、グループ内の同期全員が「たけのこの里派」だったことは忘れないからな。
いや知らんけど。
過去最大に私怨が入ったブログ記事だな。雑記じゃなきゃ書けないね。
めっちゃ美味しいたけのこの里見つけた
昨日お菓子を物色していたらこんなものを見つけた。
「たけのこの里クッキー&バニラ」
正直めちゃくちゃ美味しかった。
いちご味などは過去にもあったがこれを見たのは初めてであった。
正直きのこの山よりも美味かった……。しかしこれは亜種だし……。
ブレブレやん。
〇きのこの山のミニチュア
亜種と言えばこんな物もあった。通常の物よりも値段が高いが、よく見ない人は間違えて買ってしまいそうなデザインだ。
戦いは続く
- 売り上げはたけのこの里の勝利
- 過去3回の人気投票の内2回はたけのこの里の勝利
- 2019年に開催された最新で最大人数の人気投票ではきのこの山の勝利
- 2020年のアンケートではたけのこの里の勝利
- チョコや重さなどの量はきのこの山の方が多い
- 年代が上がるごとにきのこの山の方が好きになっていく
今回のまとめは以上になる。
おそらくは今後もこの戦いは続いていくだろう。勝利数ではたけのこの里の方が多いが、最大得票率ではきのこの山が圧倒的だ。
しかしそもそもの論点は「どちらが旨いのか?」であるため、人気や売上で買ったからと言ってそちらの方が旨いと言い切れるものでもない。
この戦いに決着がつく日は訪れるのだろうか?
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