ミサイルで地球の自転を止める!?世界のぶっ飛んだ作戦5選!

まとめ記事
スポンサーリンク

①ポールバニヤン作戦

「たった1本の木を切るために世界最強の軍隊を動員する」という作戦。

WW2後アメリカと北朝鮮の共同警備区域内にて起こったポプラ事件という出来事に腹を立てたアメリカが実行した。

〇ポプラ事件
アメリカの監視所から北朝鮮を監視する際に邪魔になる場所に立つ複数のポプラの木。
このうちの1本を剪定すると北朝鮮側に伝えて了承を得たのだが、いざ実行の段階になると「我らの神聖な木を切るなど言語道断」などと難癖をつけて兵隊を送り込み、剪定中のアメリカ兵士を2名殺害した。

これにブチ切れたアメリカ軍は、ポプラの木を剪定ではなく伐採することに決定。

作戦名を民話に登場するキコリの巨人になぞらえた「ポール・バニアン」と命名し、たった1本の木を切るためだけに世界最強の軍事力を投入した。

  • アメリカ&韓国の連合車両3台
  • 斧とチェーンソーで武装したアメリカ陸軍工兵16名
  • 重火器で武装した30名の護衛部隊
  • 韓国のテコンドー部隊64名
  • ライフル、グレネードランチャー、クレイモアを全部隊に配布
  • M728戦闘工兵車両
  • ヘリコプター20機
  • AH-1コブラ攻撃ヘリコプター7機(世界初の攻撃ヘリコプター)
  • アメリカ空軍F-4C/D戦闘機24機
  • 韓国空軍F-5戦闘機
  • 韓国空軍F-86戦闘機
  • アメリカ空軍B-52爆撃機3機
  • アメリカ空軍F-111F20機
  • アメリカ陸軍第9歩兵連隊
  • アメリカ陸軍第2砲兵大隊
  • アメリカ陸軍第71防空連帯
ちーバニー
ちーバニー

……世界大戦でもするの?

極めつけはアメリカ軍事力の象徴ともいえる

「空母ミッドウェイ」の作戦参加だ。

これに加えてミサイル巡洋艦3隻と駆逐艦7隻の機動部隊も展開された。

さらに沖縄には1800名の海兵隊を含む12000名の追加戦闘要員を配置。
この時、日本の横田基地にも12基のC-130Hハーキュリーズ戦術輸送機が配備されている。

※北朝鮮側の部隊150名は、木が切り倒されるまでの約40分間を黙って見ているしかなかった。

ちーバニー
ちーバニー

いやいやいや!やりすぎでしょ!?

エージェントたま
エージェントたま

時代的にピリピリしていたからね。戦争にさせないために全力を出したという見方もできる。

②催淫性非殺傷型化学兵器(オカマ爆弾)

アメリカのライト・パターソン空軍基地にて、2000年まで開発が続けられていた、

「敵部隊の上空から媚薬を撒いて欲求から同性愛者にして無力化する」という作戦。

ちーバニー
ちーバニー

いきなり何言っているのかわからんぞ。

「敵を傷つけることなく無力化する」という考えの元に考案され、750万ドル(約8億円)が投入された。

しかし「そもそも媚薬などというものはこの世に存在しない」という欠点が発覚したことにより中止されることとなる。

他にも、臭いで敵のメンタルを削ぐ「オナラ爆弾」や「汗かき爆弾」などを開発し製品化までたどり着いたものの、

「そんなの意味ない」という事実に気づき頓挫した。

エージェントたま
エージェントたま

これらの研究は2007年にイグノーベル平和賞(その年で最も世間を笑わせてくれる研究に贈られる賞)を受賞した。

③アコースティック・キティ

これまたアメリカCIAが1960年代に考案した

「スパイ猫を育成する」という作戦。

冷戦時代中の情報合戦において、人間以外の動物であれば怪しまれずに情報を奪取できると考案された。

しかし、訓練だけで猫が諜報活動を行えるようになるはずもないため、全身を機械化した「人造猫」(アコースティック・キティ)を作り上げることとなった。

〇アコースティック・キティの性能
・胴体に埋め込まれた小型マイク
・尻尾の中にはアンテナ
・空腹を感じなくなるように脳を改造(獲物を追いかける習性を失くすため)
・訓練によって培われた、怪しまれずに近づいてマイクで音を拾う能力

投じられた費用は約1000万ドル(10億円以上)。

画して爆誕したアコースティック・キティの最初の任務は「公園のベンチに座る二人の会話を盗聴すること。」

付近まで車で輸送され、いざ任務開始と外に飛び出したアコースティック・キティ。

しかし、直後に通りかかったタクシーに轢かれて全ては水の泡と消えた

エージェントたま
エージェントたま

2001年に情報公開法に基づいて公開された文書によって公になった計画だ。

ちーバニー
ちーバニー

リアルSCPじゃねーか!いいかげんにしろ!

④パンジャンドラム

パンジャンドラムとは作戦名ではなく「兵器の名前」だ。なぜかはわからないが、日本でも一部のマニアに高い人気を誇る珍兵器である。

発明国はイギリス。発明者はネヴィル・シュートノーウェー博士

ちーバニー
ちーバニー

ア……アメリカじゃない……だと!?

WW2においてナチスドイツの防御陣地を突破するために発明された。

「コンクリート防壁に一トンの爆薬を当てることで風穴を開ける」という考えの元作られたパンジャンドラムは、

沢山の爆弾を取り付けた二つの車輪を中の棒でつなげた自立型爆弾だ。

エージェントたま
エージェントたま

転がして壁にブチ当ててしまえば、人的被害がでないと考えたらしい。

〇実験の経緯

  • 1回目:車輪に取り付けたロケットが転がる衝撃で取れてしまい、別方向へ転がる
    ⇒パワー不足による失敗だと結論づける。
  • 2回目:内側にもロケットを装着して転がる距離が伸びたが、やはり方向は定まらない。
    ⇒パワー不足による失敗だと結論づける。
ちーバニー
ちーバニー

……ん?

  • 3回目:三輪にして再実験を試みたが、海岸で行ったにもかかわらず潮の満ち引きを計算に入れていなかったため、実験前に海に沈む。構わず起動するものの一切進むことなく失敗。
    ⇒パワー不足による失敗だと結論づける。
  • 4回目:ロケット筒を小型にして数を増やすして勢いを増すことに成功するが、途中で逆走してしまい失敗。
    ⇒パワー不足が問題ではないことに気が付く。
ちーバニー
ちーバニー

コントのつもりか?

  • 5回目:ワイヤーを取り付けて後方から操縦できるようにしたが、パンジャンドラムのパワーが強すぎて操縦不能になりワイヤーが切れる。さらには遠心力によってロケット筒が取れてしまう。
    ⇒色々足りないことに気が付く。
エージェントたま
エージェントたま

結局最初の段階から何も変わってなかったわけだ。

  • 最終実験:試行錯誤の末に最終形態となったパンジャンドラム。最後は盛大なお披露目ということで各メディア関係者を読んで実験スタート。
  • 結果:時速100キロというスピードを叩き出したパンジャンドラムは、あらぬ方向へと行ったり来たと暴れまわり、命の危険を感じた記者や軍の高官たちを逃げ惑わせた挙句に砂山へ突っ込んで大爆発を起こした。
    話題にすら出してはならない軍のタブーとされる
ちーバニー
ちーバニー

これはアメリカ超えたか?考えてみればアメリカの血はイギリスから渡ったものだったね。

※パンジャンドラムの真意(噂)
実はパンジャンドラムは国連の作戦を悟らせないためのブラフ兵器であったとも言われている。ノルマンディーから攻め込むために、あえて「パ・ド・カレー」近くで実験を行うことによってドイツの注意をノルマンディーから逸らしたとされる。

エージェントたま
エージェントたま

正直体裁を保つための言い訳だと思う。

ここまで金をかけてここまで派手な大失敗をして恥ずかしくないわけがない。

⑤レトロ計画

一言でいうと

「地球の自転とは逆方向にロケットを噴射することで、一時的に自転を止めてしまおう」という作戦

この作戦を考案した国は……そう、アメリカだ。

〇作戦考案の経緯

1960年。冷戦の只中に合ったアメリカは、ソ連からの核ミサイル攻撃を何よりも恐れていた。

考え抜いたアメリカ空軍は

「ミサイルとは地球の自転を計算に入れて発射される装置である。ならば一時的に自転を止めてしまえば、ミサイルはアメリカの上を通り越していく。」と結論づけたのだ。

ちーバニー
ちーバニー

あたいは科学とかに詳しくないけどこれだけはわかる。こいつらはバカだ!

〇本当に自転が止まったらどうなるのか?

地球の自転速度は時速1700キロ。我々人類は高速に回転する地球の上で生活をしていることになる。

それが急に止まった時のことを想像うれば、とんでもない圧力が身体にかかることがわかるだろう。

エージェントたま
エージェントたま

新幹線の窓から飛び出したとしたら圧力がかかるよね。それの約6倍の力が押し寄せるわけだ。

それだけに留まらず自然界にも影響は及ぶことになる。

具体的には465m相当の強風が押し寄せて、地球上に存在する全てを吹き飛ばす。「1秒間に465m吹き飛ばされる風」と「核兵器の爆風」とを比べたら、核兵器などカワイイものだ。

〇そもそも可能なのか?

アメリカ空軍が導入を計画したロケットは1000台。

たったそれだけでは自転を止めることなどできるはずもない。

計算上では約100億という数のロケットが必要になるのだが、

仮に100億ものロケットが同時に点火されれば地球は火の海まっしぐらだ。

エージェントたま
エージェントたま

でも自らが立案した作戦を疑いもしないメリカ空軍は、実行するために最終の認可までもをもらうんだなこれが。

〇結果

認可後の最終チェックの段階でダニエル・エルズバーグという学者が、

「お前らはバカなのか?」

と至極真っ当な意義を唱えたため、計画の全ては灰と消えた。

ちーバニー
ちーバニー

英雄だ。マジで世界を救った英雄だよダニエルさん!

アメリカの軍事力は試行錯誤の賜物

良くも悪くもアメリカが「世界最強」である所以は、あらゆる考えを実行に移そうと行動したことにある。

一つ一つを見てみると「なにをバカな」とつぶやきたくなる作戦ばかりだが、

そういった奇抜な発想の中から真に革新的なアイデアが生まれてくるのだ。

近年では中国や、意外にも北朝鮮などが「サイバー」という新たな力を手に入れてアメリカを苦しめているが、アメリカが世界最強の軍事力を持つ以上、本土に攻め込むことは絶対にできないだろう。

日本にも奇抜な発想を実行してみるという力が必要なように思う。

……でもやっぱこれほどバカなことはしなくてもいいわ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました