こんにちは。こちらエージェントたまだ。
今回は少々気になったニュースについて見解を話そう。
『令和納豆』……いろいろとまぁ世間を騒がせているこの会社。この記事を読んでいる諸君も聞いたことくらいはあるだろう。
本来私は誰かや何かを「悪」や「正義」などと定義づけることを避けている。
この令和納豆の一件についても特に騒ぎ立てたり、罰を与えるべきだと先導するつもりはなく、記事にする予定もなかった。
しかしだ。この一件の二次被害を受けている「ホテル」があまりに不憫であったため、ネットユーザーに少しでも落ち着いてもらえないかとキーボードを叩いた次第だ。
①アーバンビジネスホテルへの罵詈雑言
①令和納豆について
まずは簡単に事件の流れを説明する。
令和納豆は「納豆定食障害無料パスポート」を得点としてクラウドファンディングにより資金が集められた納豆専門店だ。
しかし資金の見立て違いであったのか、無料パスポートを使用されるのを嫌がった令和納豆は、客から無料パスポートを取り上げるなどしたことで、大炎上してしまう。
その後も謝罪することなくネットユーザーたちと激論を交わし続けたことで、その評判は地に落ち、なおもコメント覧は低評価の嵐となっていた。
②消えた令和納豆
そんな折、グーグルマップから令和納豆の表示が消えた。
これによってネットユーザーは令和納豆に対して、グーグルを使った評価やコメントを書き込めなくなってしまう。
ネットでは「逃げた」とさらに油を注ぐ形になったが、最初にも述べたように、「誰かを罰するべきだ」という主張そのものが嫌いな私としては、この時点でも取り上げるつもりはなかった。
③アーバンビジネスホテルの2階にあった令和納豆
しかしここで予想だにしなかった事態が発生する。
なんと令和納豆の店舗が入っていた『アーバンビジネスホテル』の評価コメント覧に、令和納豆についての苦言が書き込まれることになってしまったのだ。
これによってアーバンビジネスホテルのコメント覧は大炎上。グーグル評価は☆2まで下がる。
②悪いホテルではない
私が旅行会社勤めである……ということは、過去の記事を読んでくれた読者なら知ってくれていることだと思う。
そしてそんな私の目線から言わせていただくに、「アーバンビジネスホテルはそこまで悪いホテルではない」
勿論、ホテルと令和納豆は、確かに宿泊者向けの食事における協力関係にはあるために、全ての要素において全く非がなかったかと言われれば、目線や評価基準によってその答えは異なってくるとは思う。
ホテル側もそれを認識しているためか、アーバンホテルのオーナーも謝罪文を掲載しており、真摯な対応が見受けられる。
が、ここまで低評価が付くのは流石に異常だ。
提携しているとはいえ、ホテルと令和納豆は全くの別経営の会社だ。令和納豆の内部について、別会社が口出しすることはできない。
「ホテルのサービスが悪かった。」
「部屋が汚かった。」
などのコメントによる低評価ならいざ知らず、低評価の理由のほとんどは「令和納豆の対応について」
これ以上ホテルに何ができるだろうか?
アーバンビジネスホテルは「豪華なホテル」というわけではない。
帝国ホテルやマリオットやらを想像しては明らかに劣るだろう。
しかしここはリーズナブルなビジネスホテル。
最低限の設備と一般的な清潔感さえ、揃えていれば文句はない価格帯のホテルだ。
そしてそれはアーバンビジネスホテルには十二分に揃っている。
「令和納豆を追い出してほしい」
「令和納豆に力を貸しているなんて悪い会社だ」
…私はそういう思いを悪いとは思わないし、間違っているとも思っていないが、書き込みをする前に一旦冷静に考えてみて欲しい。
- もしも自分がホテル側だったら「理不尽」に思ってしまうかもしれない。
- 自分の怒りは本物だけど世の中それが全てじゃない。この怒りによって誰かが傷つくかもしれない。
- 「いいやホテルの経営者は悪だ」そういった考えに落ち着いてしまった場合でも、その下でひたむきに働く従業員についてはどうだろう?
中には令和納豆をどうにかしたいと思っていたが、社内での力がなくて動けなかった誰かがいるかもしれない。
寧ろクラウドファンディングに参加して同じく無料パスの被害にあった従業員がいたかもしれない。 - この低評価コメントによってホテルが立ち行かなくなり、そんな従業員の中で解雇されてしまう人が出てくるかもしれない。
- 働く彼らにだって守るべき家族や生活があり、自分の一言でそれを壊してしまうかもしれない。
などと想像してみればキリがない程に、自分の取った行動によって起きる最悪が露わになってくることだろう。
「だれが不幸になっても俺には関係ない」
こんな意見もあるだろう。
しかし本当にそうだろうか?マイナス部分に気付いていない。或いは想像できないだけなのではないだろうか?
世の中どこで何が繋がっているかはわからない。口は災いの元とはそういうことだ。
終わりに
令和納豆は客に怒鳴っている動画が投降されたり、裁判で敗訴したりと世間的に言う悪評には事欠かない。
無論やったことは褒められたことではないし、法による裁きを与えることによって社会秩序を守る必要はあるかもしれない。
しかしその判断を正確に行うのは容易ではない。
今回記事を作成する前に、一通り情報を収集したが「集められた情報が全てとは限らない」
「ひょっとしたら自分が知らない情報があって、それを知ったら意見が変わるかもしれない。」
そんな可能性は十分にあるのだ。
それでは短いが今回はこれにて終了とする。
令和納豆について話せる内容は他にもあるが、これ以上は「悪者」を懲らしめるためのプロパガンダになりかねない。
明日からはまた本や偉人の紹介に戻るとしよう。
それでは良い一日を。
コメント