旅行業から異業種へ転職②自己分析

たまの哲学
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今回は自己分析についての話だ。

自己分析については悩む方も多いだろう。かくいう私もそうだ。特に私の場合はコロナに急かされるようにして転職活動を始めてしまったがために、芯がブレブレになってしまって苦労している。

最近になってやっと面接のイロハもわかってきたため、それも含めて話をしよう。

エージェントたま
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軸って大切だよね。

旅行会社員の自己分析

  • 提案能力(営業担当)
  • スケジュール管理能力(営業担当・添乗員)
  • 臨機応変に対応できる能力(営業・手配・添乗員)
  • 人前でプレゼンする能力(添乗員)
  • イベントの演出企画(企画担当)
  • 多種多様な文化への配慮(企画・添乗員)

上記6つは私が思う旅行業で培うことができる能力だ。

では以上の能力を企業はどれくらい評価してくれるのか?というと……微妙なところだ。

  • 提案能力 
    おそらく最も評価される能力。しかし営業担当でなければ培えない上に、「数字的な実績」がなければ証明が難しい。
  • スケジュール管理能力 
    添乗員としての能力が炸裂するところではあるが、他企業に添乗のような業務はないため伝わりにくい。ただし、分業化されていない旅行会社で「企画、営業、手配、添乗」を一人で行っているという場合はわかってもらえる場合もある。
  • 臨機応変に対応できる能力
    分業化されていない企業では重宝される。うまくPRできれば吉。
  • 人前でプレゼンする能力
    大衆の前で日常的に話をしている添乗員には慣れたもの。しかし作成した企画書を持って社内外にPRするといった経験はないため、使えるかは微妙。
  • 多種多様な文化への配慮
    他企業に比べて個性に配慮する風土が旅行会社にはある(例外もあります。)本人の気質にもよりますが、転職先でも溶け込みやすいかも。
エージェントたま
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他社の詳細はわからないけれど大体どこもこんな感じだと思う。

※英語はできない人もかなりいるのでここには入れていません。

仕事の話だけをしていてはわかってもらえない

企業が見ているのは「転職者がいかに我が社に貢献できるか」で間違いない。
それを伝えるためには「前職での活躍エピソード」が重要になってくるのだが、私はここで一つ目の間違いを犯した。

「自分の人となり」という点を伝えようとしなかったのだ。

正直言ってこれでは薄っぺらい。今の時代の人ならわかると思うが「仕事ができるだけの人」に魅力なんて感じない。「仕事ができて社長になった?へーすごい」とは思うが「憧れる!私もなりたい」とはならない。そして採用側も人間だ。魅力のない人物と一緒に働きたいとは思わなくて当然だ。

これをわかっていなかった私は案の定1次選考でお祈りをくらってしまい、書類段階を含めて希望した15社に落選してしまった。

エージェントたま
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受け答えはできていたつもりだったけれど、仕事経験だけでは薄っぺらかったんだろうね。

学生時代の話

私の年齢は28歳。社会人になったのは23歳からとまだ5年しか経っていない。

もちろん社会にでてから学べることは多いのだが、思春期という多感な時期の経験が考え方の根幹にあるはずだ。

それはトラウマを伴う経験であるかもしれないが、それを語らずして自分を語ることはできやしない。嫌な部分を正直に言う必要はないが、少しは学生時代の経験を語った方が面接官の食いつきは良かった。

エージェントたま
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転職エージェントで相談しても前職のPRでしかアドバイスをもらえなかったから気づかなかったけど、絶対に話した方が良い。

私が打ち込んできたのは野球だった

私の人生を構成するものは間違いなく野球だ。考え方の全てはこの経験から来ているということで間違いない。……しかしここにも落とし穴が存在した。

〇「どうして野球をやったの?」という質問。

至極真っ当なこの質問。私はこれの回答に頭を悩ませた。
面接官の女性はおそらく野球経験や知識がない。これに対してわかるように話をするのが難しかったのだ。

結果「プロ野球選手に憧れたからです」や「課題を解決して成長するのが楽しかったからです」の一言で済ませてしまった。一見するとちゃんと答えられているようにも見えるかもしれないが、これはそもそも「嘘」だ。さらに深堀の質問をされていくと段々と厳しくなっていく。

では何故本当のことを話さないのかというと、「話したらマイナス印象を持たれる理由」だからである。

※これは私のトラウマに関わる部分であるため詳しくは話さない。もしも機会があって話しても良いと思えた時は記事にしようとも思う。

しかし自分のことはわかってもらう必要がある。どうするべきか?

エージェントたま
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趣味とか好きなことの話でも良いと思う。とにかく自分の人生に影響を与えた様な何かを話そう。

野球に関連する大学の勉強をメインに話した。

「学生時代は野球を通してバイオメカニクスやスポーツ心理学を学びました。」と言うことで解決した。

こういえば面接官は「野球」ではなく「バイオメカニクスとスポーツ心理学」についての質問を繰り出してくる。その説明をすれば「これが学びたかったから野球をやっていたんだ」と勝手に解釈してくれるという寸法だ。

野球を始めたのは小学生からであるため、高校や大学の学習が理由になるわけはないのだが、多くの人は高校か大学で進路を決めているため、小学生から夢を追うということを想像することすらできない。それに合わせて解答すれば問題ないということになる。

これによって少なくとも1次選考はほぼ確実に突破できるようになり、現在は2次選考以降段階の求人を複数持っている。

適正検査・性格診断

他の方のブログでも詳しく説明されている「性格診断」。私はこれを計10種類程試したわけだが、ハッキリ言って全く参考にならなかった。

いや、おそらくは参考になる方もいるのだとは思う。特に「エニアグラム」という診断はよくできていた。

しかし、適性が高いと診断された職業が現状の自分にとって現実的であるか否かは別問題だ。

私の場合の適正職は以下だった。

  • 作家
  • 研究者
  • 芸術家
  • 心理カウンセラー
  • デザイナー

……適性があっても専門知識と技術がないとできない職業ばかりが表示されたのだ。
確かに将来をかければなれる可能性はある。可能性はあるのだが、現状の私が優先していることは「コロナによって困窮した生活費の確保」だ。こんな明らかに数年越しの勉強が必要な職業を探している場合ではない。

それに適性があるか無いかはあくまで「性格」においての話だ。培ってきた能力や経験部分が完全に反映されているわけではないのが性格診断の欠点である。

少なくとも私は営業が嫌いではないし、できなかったわけでもない。企画職としては未熟なところもあるが、添乗員として人前で説明することに抵抗は一切ない。そもそも「旅行会社」という項目が適正に存在しないことが適性診断があてにならないことの証明でもある。

エージェントたま
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エニアグラムタイプ4と検索したら「社会不適合者」とか出てくるからね。思わず笑っちゃったよ。

一応下記にURLが貼ってあるから興味のある方はどうぞ。

簡易タイプ診断 | 日本エニアグラム学会
あなたの性格タイプはどれでしょう? 設問に答えるだけでスピード診断!

面接官の態度

幾つか面接を繰り返して思ったことだが、いかにも「評価してやる」という雰囲気を醸し出す面接官には踏み込んだ話はしたくなくなった。

入社後の態度も容易に想像ができるし、なにより「今面接している相手やその知人が、将来の顧客になるかもしれない」という可能性を想像することもできないことに悪印象を覚えたからだ。

転職者側にも選ぶ権利は当然にある。自身の価値に自信を持つことで堂々と面接を受けられるようにもなるため、相手を伺うような低姿勢で行くのではなく、礼節は忘れないまでもハッキリと意志を伝えた方が良いことがわかった。

この態度や姿勢というのも、ある意味「自己表現」の一種と言ってよいだろう。

まとめ「何を持って軸とするか」

〇軸となるのは過去の経験

人となりを面接官に伝えた上で経験と志望先企業の仕事を結びつける。

これさえできれば面接はさして難しくはない。反対にこれができなければ厳しいため、よくよく分析が必要になる。

ただ、正確な業務など入社してみなければ絶対にわからないため、大きな枠で説明できれば問題ないという印象だ。「スポーツ心理学で得た緊張の緩和法と営業や添乗業務で得た説明能力によって、どんな場面でも動じることなくお客様対応が可能です。」といった具合で大抵は納得してくれる。これに加えてそれを裏付けるエピソードなどもあれば完璧だ。

  • 自分の人となりを伝える
  • 社会人経験だけでなく学生時代のことも話す
  • 相手に興味を持たせることを意識する

以上3点を意識したことで私の問題は解決した。

もし同様に困っている方がいたならば是非とも参考にしていただきたい。

エージェントたま
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進展があったら③という形で記事にする予定だよ。

上手くいった業界に関しては私なりの企業分析結果も報告しようと思ってるよ。

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