結論としては「買い」
発売当日から今日までバイオミュータントを遊んだ私の率直な感想としては「面白い」だ。
賛否両論意見が分かれるであろう点もあるが、それを含めてもバイオミュータントに対して肯定的な意見を持つ人の方が多くなると感じた作品だった。
因みに近年の私は歳のせいなのかゲームに没頭できなくなっていたのだが、このゲームはセキロ以来の2時間以上通しで遊べたゲームだった。
以下からはゲーム飽き性の私が没頭できた理由3点と、改善した方が良いと思った2点についてまとめていく。
PS5でやりました!
良い点①主人公のモフモフ
昨今乱立するオープンワールド作品群の中で、一際異彩を放つバイオミュータントの特徴はなんといっても主人公の「モフモフ」だ。
モフモフであることはただカワイイというだけでなく、プレイヤーに対して「ゲームに対する視点」を提供してくれた。
そしてその要素は至る所で発揮されたわけだが、例を一つ上げるとすればキャラメイクだ!
通常キャラメイクと言えば「自分、或いは好きなキャラ」をモチーフに主人公をカスタムするものだが、
バイオミュータントの場合「自分のペット」をモチーフにしてキャラを作成することができる。
ペットを飼ったことがあるならわかると思うが、
ペットが「頑張ってる感」を出すと心の中がポカポカとなってくる感覚があるだろう。あの感覚がゲームにも出てくる。
- 「あー!カッコつけてるぅ!かわいい!」
- 「変な顔してるぅ!かわいい!」
- 「必死なんやな……かわいい!」
というように、全ての感想が「かわいい」に変換される。
もうこれだけでずっとやっていられる。
「ちんちくりんな可愛い奴がカッコつけている姿が、どことなくヘンテコでブサイクに見えて、結論やっぱりかわいい」となる作品。
映像もめっちゃキレイ!!
良い点②多彩な装備
バイオミュータントには多彩な武器が存在する。
- 片手剣
- 大剣
- ハンマー
- 素手
- ナックル
- こん棒
- ライフル
- ショットガン
- 拳銃
- ……他にも沢山
とまぁここでは上げられないほどの武器種が存在している。
ブーメランやらフックショットやらあるのも驚いた。
もちろん武器ごとにもさらに多くの種類が存在するため、私が全ての武器を手にすることはおそらくないだろう。
僕はハンマーとショットガンが大好き!
防具についても「頭、肩、胴体、ズボン、背中」と体の個所ごとに変更できるようになっているため、のめり込むとファッションだけで時間が溶ける。
しかも種類も豊富にあり、それなりに遊んだつもりだが、まだ半分すら見つけられてないのは確実だ。
良い点③豊富なアクションとカスタム要素
バイオミュータントにはレベル制が採用されている。
レベルアップごとに得られるポイントでステータスを伸ばし、道中の要素で得られる「バイオポイント」や「サイポイント」などと呼ばれるものでアクションを開放するわけだが、このアクションの数がめちゃくちゃ多い。
各武器ごとに固有のアクションが設定されているため武器の種別ごとに存在し、いわゆる魔法のような特殊攻撃も別で用意されている。
そしてそのアクションがまたカッコいいのだ!
親切にもフォトモードが付いているのだから活用しない手はない。
久々に時間が溶ける感覚を味わった。
武器防具のクラフト要素まであるからね。「自分だけのオリジナル武器」ってのも作れるよ!
改善点①ストーリーと翻訳
バイオミュータントの最大の問題点は
「いまいちストーリーにのめり込めない」というところだ。
何故のめり込めないのかと問われれば「翻訳が上手くいっていない」ということに尽きるだろう。
そもそもバイオミュータントの会話は、非常に独特な造りとなっている。
キャラクター同士はプレイヤーには理解できない言語で会話し、ナレーションがその内容をプレイヤーに伝えるというものだ。
例:ナレーション「彼はリンゴが食べたいと言っている。」「あまりやりたくはなさそうだ。」
なんだか小説の一文みたいだね。
まぁこれ自体は別にいいのだが、
「翻訳そのものが上手くいっていないために、独特の会話も相まってストーリーがわからなくなる」
というのが問題だ。
バイオミュータントはスカイリム同様「プレイヤーに選択を委ねる」という特徴を持っている。
その際に翻訳問題で会話内容がわからないと、自分の意志とは違う方向へキャラが動いてしまうことになりかねない。
どこの勢力にも加担しないつもりだったのに、何故か協力することになってしまったよ。
改善点②ターゲットが奪われる
自分の攻撃したい相手に上手く攻撃できない。
これは慣れもあるため、大分コントロールできるようにもなってきたが、それでもあらぬ方向へと攻撃してしまう事態は起こる。
反応しないだとかいう不具合はないのだが、単純に「自動ターゲット追尾性能が悪い」ように思える。
バイオミュータントは精密なエイムを必要とされるようなゲームではないため、気にならない場面も多いが、地面に転がるドラム缶を射撃して爆発させたくても、敵にしか攻撃が行かないというのはストレスを感じた。
んぁああああ!!……ってなる。
近日アップデートが入るらしい
紹介した改善点のうち「翻訳」については近日中にアップデートで更新すると発表された。
但し「日本語」についてまでは言及されていないため、どれほど改善されるかは来てみるまではわからない。
上の写真の通り「荒廃した世界の雰囲気がひしひしと感じられる」舞台となっているため、翻訳さえバッチリならば、一層のめり込める作品になることは間違いないだろう。
※近年のゲームでよくある「バグ」が非常に少なく、丁寧に作りこまれているのがわかる。
今後のアップデートでもこの丁寧さが発揮されれば良いものになっていくはずだ。
集えモフモフ祭り!
現在なんと公式からTwitterにて祭りが開催されている。
自キャラの写真をとってTwitterに乗せ合うというモフラーのためともいえるイベントだ。
既に数多くの個性的な写真が投稿されているようで、見ているだけでも面白い。
モフモフの至高は「裸」。僕の投稿した写真はもちろん裸さ!
※モフモフ祭りの開催期間は6月14日(月)まで。
2021年に発売された中では最高の作品!
- 最高のモフモフ
- 数多くの装備
- 最高のモフモフ
- 飽きさせない育成ポイント
- 最高のモフモフ
以上5つの良い点と
- 翻訳が甘い
- ターゲットが取られる
という2つの改善点に留意しての購入がおススメ!
非常に選択肢の幅が広い本作は、バイオハザードなどのようにYouTubeで見たくらいでは絶対に楽しめない魅力がある。
好みのモフモフは自分にしか作れないのだ。
バイオミュータントについては今後記事を投稿予定であるため、
まだ迷っているという方はその時にでも参考にしてほしい。
追記(7月5日)
熱が冷めたので改めて評価します。
結果から言うと
「ストーリークリアする前に飽きました。」
確かに面白いのだが最後まで熱中させるほどの中毒性はなかったという評価です。
上記でセキロと対等のように書きましたが、セキロで2週していることを考えると随分と劣るということなのでしょう。
というよりもこの年になると「オープンワールド」という自由度そのものがキツイだけなのでは?とも思います。
この「自由度」という点において飽きない自身がある方は「買い」の作品だと思います。
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