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やぁ諸君。今日も息災かな?私はすこぶる快調だよ。ただ普段とは少々…いや随分と違うところがあるんだ。というのも今まさに私の友人が来ているのだが…
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ねぇねぇ。たまちゃん!本といつまでも睨めっこしてないで、お外で遊ぼうよ!
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ちー…元気なところは君の良いところだが、君も少々本を読んでみてはどうだろう?例えば歴史なんかを見ていると引き込まれてくると思うのだが…。
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歴史?そんなの学校の授業で習うじゃん!授業以外の勉強をするなんてたまちゃんはマゾなの?
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マ……つまり君は歴史なんて面白くない。そう主張するのかね?
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うん。勉強が面白くないのと一緒で歴史も面白くないよ(‘_’)
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いいだろう。そこまで言うのなら私が教えてやる!伝説的な偉人のエピソードをな!
フローレンス・ナイチンゲール
![](https://shirotama6633429.com/wp-content/uploads/2021/02/ナイチンゲール ウィキ-2-779x1024.jpg)
今回紹介するのは「フローレンス・ナイチンゲール」クリミアの天使と呼ばれた超人的看護師だ。
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ナイチンゲールなら聞いたことあるよ!何をした人かは知らないけど…
ナイチンゲールはクリミア戦争で活躍した看護師で、彼女の残した夥しい程の功績は現代まで語り継がれている。
ナイチンゲールのここがスゴイ①類まれなる学力と命への感心
〇フィレンツェで生まれたからフローレンス
貴族ではないが、それと同等以上の財力を有した家庭に生まれたナイチンゲール。
彼女の出産は両親がイタリアのフィレンツェに旅行に来ていた時だった。
名づけられたフローレンスとは「フィレンツェ」の英語読みなのだ。
〇天才的な学力
家庭の方針から幼少期より英才教育を施されたナイチンゲール。
その学力はずば抜けたものであり、
「五ヵ国語の読み書き」に加え「天文学、数学、地理、経済学、歴史、哲学、心理学」を習得し「音楽、絵画」についてもプロと話ができるレベルにまで到達していた。
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五ヵ国語って…私は母国語ですらたまに間違えるよ(‘ω’)
〇最初の患者は犬のキャップ
近所の教会で買われていた犬。名前をキャップという。
ある日足を骨折してしまうキャップだが、
それを聞きつけた幼いナイチンゲールは毎日のように教会に通い、献身的に尽くしたという。
また、ナイチンゲールが慈善活動に初めて参加した時の事、自身の生活とは全く異なる貧しい生活を強いられる人々と関わることになった。
ナイチンゲールの暮らす家どころかその中の1室にも満たない狭い場所で、ボロボロの姿で身を寄せ合いながら暮らしている人々を見て、心を打たれたと聞く。
※当時、産業革命只中だったイギリスでは貧富の差が拡大しており、貧しい者は飢えと病にバタバタと死んでいた時代。
以降ナイチンゲールは積極的に慈善活動を行い、
学校へ行けない子供達を集めて文字の読み書きを教えるようにもなった。
このころには既にナイチンゲールの中で
「命の尊さ」への感心は人一倍高まっていた
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キャップが無事でよかったよ(*’▽’)
ナイチンゲールのここがスゴイ②意志を貫く力
〇看護師としての道
慈善活動を通じた経験から看護師になることを志したナイチンゲール。
しかし当時のイギリスにおける看護師とは最底辺の職種であり、
「ろくに文字の読み書きもできない者が病人の死を看取るだけの仕事」
となっていた。
当然家族は認めてくれない。
貴族ではないにしろ、相当に裕福な家庭の娘が看護師になったと言ったら世間に顔向けすらできやしない。
「そんなことは二度と口にするな!」
とまで言われてしまう。
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看護師ってナースでしょ?頭良さそうなのに昔はちがったのね。
しかしそんなことで諦めるナイチンゲールではない。
なんとか看護師としての道を模索し続け、その思いに共感した数々の仲間を集めていくこととなる。
その時集まった仲間の内の一人が
「シドニー・ハーバート」イギリスの戦時大臣である。
シドニーはナイチンゲールと共にイギリスの医療改革を進めることになる。
そんなナイチンゲールの信念を前に、遂に家族も根負け。
看護師になることを認められたナイチンゲールは、
ドイツの「カイザースヴェルト学園」にて看護師の勉強を始めた。
この時31歳であった。
優秀なナイチンゲールは、それからわずか2年で病院を一つ任されるまでになった。
しかし時を同じくして、世界を震撼させるある事件が起こる。
〇クリミア戦争勃発
南下政策を進めたいロシアとトルコの間で領土問題発生し、イギリス・フランスの英仏同盟がトルコに加勢。
世界大戦の序章戦とも言われたこの戦争は約3年も続き、数多くの死者を生み出した。
その原因の一つが医療従事者の不足。
シドニー・ハーバートはナイチンゲールに看護要因総監督という地位を与えて看護団を組織させ、
前線近くの陸軍病院へと派遣した。
病院へと到着したナイチンゲール達。
早速仕事にとりかかろうとしたものの、ここで思わぬ邪魔が入ってしまう。
なんと陸軍病院の医療長官が看護団の存在をよく思わず、
ナイチンゲール達の活動の全てを禁止してしまったのだ。
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でた……ヤな奴……どこにでもいるよね(‘Д’)
困り果てた看護団一同。だがナイチンゲールだけは違う。
彼女はトイレ掃除の仕事がどこの管轄にも割り当てられていない事を突き止めて、そこからどんどん病院内部へと入っていった。
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頭いいなぁ!
しかしそれでは根本を解決したことにはならない。
医療長官の嫌がらせが続く限り、患者を救うことはできないのだ。
そしてついに…
ナイチンゲールは最終手段を取ることになる。
それは一通の手紙。
盟友であるハーバードに頼んでとある方に応援の手紙を書いてもらうことに成功した。それが…
「イギリス、ハノーバー朝、第6代女王、アレクサンドリナ・ヴィクトリア」
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…え?誰って?
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だからヴィクトリア女王だって。
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マジで!?
なんとナイチンゲールは、
かの有名なヴィクトリア女王に病院の権限を自身に渡すよう迫り説得させたのだ。
こんな手紙を貰っては、たかが軍医長官程度では何も言えない。
以降全ての権限を得たナイチンゲールは圧倒的な活躍を見せていく。
ナイチンゲールのここがスゴイ③死を超越する信念
〇死との戦い
いざ医療行為にあたろうとしたナイチンゲール達だったが、病院の状態は想像を絶する惨状となっていた。
「衛生管理」という概念がなかったこの時代。
床を鼠がはい回り、壁を虫が這いずっていた。
そんな場所で押し込まれるように並べられた患者たちの間では疫病が蔓延し、傷ついたままの傷口から身体が腐り、次々と人が死んでいた。
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こんなのどうすればいいのさ?絶望的じゃん…
そこでナイチンゲールは一つの決まり事を設けた。それは…
「死ぬことを禁じる。」
……だ。
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は……?何言ってんの?
これは嘘でも、場を和ませようとしたジョークでもなんでもない!これこそがナイチンゲールが天使と呼ばれる所以なのだ!
こんな前線の病院では患者全員分の麻酔など用意できるわけもない。
意識がはっきりした状態での切断手術など、毎日のように行われていた。
それにもしも治っても、戦争が続く限りまた戦わなければならないかもしれない。この病院ですらゆくゆくは攻撃されるかもしれない。
そんなストレスと疲労で自殺者が後を絶たない状態となっていた。
だからこそナイチンゲールは、
死という逃げ道を絶つことに全力を注ぐことを決めたのだ!
苦しみ死を懇願する兵士を前にしても
絶対にそれを認めず、完治させるために治療に専念する。
その働きぶりは超人的な物であり、簡単に羅列しただけでも以下3つが挙げられる。
- 24時間働き続けた。
- 跪いた状態で8時間包帯を巻き続けた。
- 夜中の間も患者の容体に目を光らせつつ、巨大な病院をランプ片手に歩き続けた。 ⇒この姿から彼女は後に「ランプの貴婦人」とも呼ばれるようになる。
体力的な事だけではない。発想力もずば抜けていた。
具体的には以下の通り。
- 藁を使って全員分の簡易ベッドを作った。
- 患者の枕元にベルを置いて、異常があったらいつでも駆け付けられるようにした。
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因みにこれが、世界発のナースコールです。
さらにナイチンゲールは、患者の意識を死から逸らすために様々な娯楽も取り入れる。
- フットボールクラブ
- 合唱団
- カフェ
- 何千冊という本の差し入れ
- 読み書きができない人のための勉強会 他
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ちょっと待って!何千冊の本の差し入れってどういう意味?
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ナイチンゲールのポケットマネーから出したってことだよ。本だけじゃなくボールやら楽器やら何もかもをね。
〇クリミアの天使
しかしさらなる問題に直面する。
苛烈を極める戦争によって患者の数が2万人近くに上ったために
食料と医療スタッフ、さらには病院までもが足りなくなってしまう。
本国に支援を要請しようにも補給線が崩壊していたために、それ以上を望むことはできない状況であった。
最早どうにもならない。
どれだけ助けたい気持ちがあろうとも、国そのものに体力が残っていないのだ。
通常ならば諦める以外に道はない。
……しかしそれは、彼女がナイチンゲールでなければの話だ。
なんとナイチンゲールはそれら足りない全てを
自身の財布から支払ったのだ。
食料の確保、医療器具の確保、追加の医療スタッフの雇用、簡易病院の建設、その全てを個人の財で賄って見せた。
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ちょっくら病院奢ってやるよ!……ってか!?
さらにナイチンゲールは患者の健康状態を気遣うあまりシェフまで雇い入れ、衛生管理を徹底するために洗濯場を設置。
終いには、病院が下水溝の上に建設されていることを調べ上げると、下水溝と病院を全て清掃して見せた。
因みにこの時代には、『細菌』という概念は存在していなかった。
つまるところ彼女は、
科学が細菌の存在を発見するより以前から、その存在とそれが与える影響について察知していた
ことになる。
実際、この清掃活動によって流行っていた疫病が抑えられることになった。
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完全に世紀の大発見だね。
因みにナイチンゲールの赴任当初の病院の死亡率は42%だったけど、最終的に2%まで減ることになるよ。
途中ナイチンゲールはクリミア熱に侵されてしまうことになるのだが、それでも献身を中断することをせず、最後の患者が退院するその時まで、病院に居続けたという。
そんな彼女のことを、兵士たちは尊敬と畏怖の念を込めて
「天使」
と呼称した。
「たとえ死んでいたとしても彼女の前では生きなきゃならない。」などという謎ルールまで作られる程、ナイチンゲールの存在は大きなものだったのだ。
ナイチンゲールのここがスゴイ④医療改革
〇帰国後
帰国したナイチンゲールを待っていたのは、溢れんばかりの拍手と喝采だった。
助けられた幾万もの兵士達が、ナイチンゲールの活躍を家族や友人に伝えていたからだ。
以下帰国後のナイチンゲールが賜った物
- 兵士からは弾丸で作られた十字架の贈り物をもらう。
- ヴィクトリア女王から直々に女性初の勲章を授与される。
- 国民の寄付により「ナイチンゲール基金」が集まり、複数の病院と看護学校が設立される。
〇統計学の母
ナイチンゲールを語るうえで欠かせない要素の一つが統計学だ。
なんと彼女はイギリス統計学の母と称されるほどに偉大なる功績を世に残している。
『死亡原因の大半は戦争の怪我ではなく、劣悪な衛生環境にある。』このことをわかりやすく説明するために、「こうもりグラフ」「鶏のとさかグラフ」という独自のグラフを作成し、イギリス議会に訴えた。
これにより、イギリス中の病院の衛生管理が見直され、医療改革が進められた。
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議会からは反発もあったけど、彼女は持ち前の度胸で意見を通した末に、逆に何人もの官僚を辞任に追いやったのだ。
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やべぇ……強すぎる!
ナイチンゲールが軍の医療改革委員会に任命されてから僅か3年でイギリス軍の死亡率は半分まで減少している。
これは驚異的な事実だ。
ナイチンゲールの考案した内容は現代でも残っており、有名どころでは以下となっている。
- 看護学校の勉強方式(ナイチンゲール方式)
- ナースステーションとパビリオン式病棟
- 病院覚書(ベストセラー)
- 看護覚書(ベストセラー)
晩年と赤十字社について
〇赤十字社への批判
ナイチンゲールの功績に感銘を受けた人物の一人に「アンリ・デュナン」という人物がいる。
アンリはあの「赤十字社」の創設者である。
「赤十字社はナイチンゲールが立ち上げた」とよく勘違いしている人がいるから覚えておいてほしい。
赤十字社の活動理念(アンリの理念)は以下3つ。
- 戦場では負傷者と病人を敵味方の区別なく救護する
- そのために各国全てに救護団体を平時から組織すること
- 以上2点を国際的な条約として締結しておくこと
これは一見すると素晴らしいものである。いや、じっくり見ても素晴らしいのであるが、
意外なことにナイチンゲールは赤十字の理念を批判している。
以下はナイチンゲールの主張だ。
- 構成員の自己犠牲のみに頼る援助活動は長続きしない。
- 医療は味方のみにすべき。
一つ目はそのままだ。奉仕には報酬が伴うべきだと主張している。
無償の奉仕を誰よりも行ったナイチンゲールだが、
誰かを救うために別の誰かの財や労働力を犠牲にすべきではないと語っているのだ。
実際ナイチンゲールは激務によって身体を壊し、40歳時点から死ぬまで寝たきり生活を余儀なくされている。
彼女自身に悔いはないかもしれないが、
それを他人にまで求めることはあってはならないと考えたのかもしれない。
二つ目の理由は、両者を助けてしまえば戦争が長引いてしまうからだ。
片方のみを助けて素早く戦争を決着させた方が被害は最小限に抑えられるとの主張だ。
これも実際に数多くの患者を看取ってきたナイチンゲールの言葉なだけに重みがある。
※余談だが、有名なマザーテレサも赤十字社の活動には反対している。マザーテレサについてはいつか綴ろうと思っているが、私としてはあまり好きになれない偉人の一人だ。
〇永眠
1910年ナイチンゲール死去。享年90歳。
寝たきり生活にあっても長生きをしたナイチンゲールだったが、クリミア熱の影響で80歳時点では両目の視力を失っており、かなり弱った状態だったとなっていたと聞く。
それでも看護の推進によって生涯医療の発展に勤め続けたという。
後年に残したその功績から、看護学校では今でも「ナイチンゲールに誓いを立てる儀式」が行われている。
最後に
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これがナイチンゲールだ!彼女の功績失くして現代医療はあり得なかった。
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舐めてたよ……なんか凄いことやった人なんだろうなとは思ってたけど、思ってた以上にやべぇ奴だった。
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……その言い方は引っかかるけど、まぁ伝わったならよしとしよう。これで君も少しは歴史に興味を持ってくれるだろうしね。
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んー…でも疲れちゃったから次はもっと短くお願いね。あとたまちゃん。その偉そうなしゃべり方疲れない?
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つ、疲れない!
ここまで読んでいただきありがとう。
最初の偉人紹介とあって私もなかなかに力が入ったよ。
フローレンス・ナイチンゲールは私が知る偉人の中でもトップ3に入るほどの聖人だと思っている。
偉人に詳しくなればわかることだが、
偉大な功績を残した人物ってのは人間的にはクズが多い。
しかしナイチンゲールに限っては決してそんなことはなく、
全てとは言わないが十分に尊敬できる偉人であることに間違いはないだろう。
時折、「ナイチンゲールの功績は財力があったからできたことだ」という意見を見かける。
確かにその通りかもしれないが、一つだけ付け加えさせてほしい。
「財無くして彼女の功績はなかった。しかし財を持っているのが彼女だったからこそ成しえたのだ」
……と。
あの時代、あの瞬間あるべき場所にあるべき形で財があった。
少々ロマンチックが過ぎるかもしれないが、奇跡的なことだとは思わないかな?
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