佐賀県観光に行ったことはあるだろうか?
「正直なところ何があるかもわからない」という方がほとんどではないかと思う。
もちろん佐賀県民はのぞいてね。
しかしそんな佐賀にも興味深い観光イベントが存在する。
今回は個人的におすすめする佐賀のイベント2つを紹介しよう。
①佐賀といえば有田焼!
「有田焼」とは誕生後約400年と続く日本有数の「焼き物」(陶器)だ。
陶器と聞くと
「古臭い」などというイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれないが、
今回紹介するのは「焼き物」を絡めた「日本最大級の祭り」であり、十代の若者までもが多く参加している一大イベントであるため、面白さの面では保証ができる。
日本三大陶器祭り
日本各地で開催されている陶器市だが、佐賀で行われる有田焼の陶器市は日本最大級だ。
日本三大陶器祭りの一つとして「土岐美濃焼まつり、せともの祭」と並び称されている。
しかもその規模は三大陶器祭りの中でも最大であり、
総勢約100万人の参加者
が毎年のように訪れている。
「春の陶器市」と「秋の陶器市」があって5月と11月に毎年行われているよ。ゴールデンウィークに重ねてくるから行きやすい!
そもそも陶器市ってなに?
陶器市とは「有名な焼き物の即売会イベント」である。
この期間中にしか出回らない陶器が数多く並べられるために、日本全国から焼き物ファンが集うのだ。
有田焼陶器祭りの場合、焼き物好きでなくても楽しめるように、
国の重要文化財に指定されている美しい有田の町並みには数多くの屋台と窯が並べられ、普段は行われることのない体験イベントやらが数多く行われている。
僕も焼き物には一切興味がなかったけれど、古い町並みが活気あふれる様は見ているだけでキレイだし、「こんなのもあるの!?」と素人目に見ても驚くような焼き物作品が展示されている。
観光協会のホームページには「陶器のトレジャーハンティング!」と銘打たれており、伝統を伝えるためにも県全体で盛り上げているのがわかる。
有田焼を作ったのは豊臣秀吉
有田焼の始まりは、豊臣秀吉の朝鮮出兵までさかのぼる。
400年前、新たな焼き物を制作しようとした豊臣秀吉は、大陸の技術を日本に取り入れるために朝鮮出兵にて陶芸家を攫って作らせることにした。
陶芸家たちは日本名を名乗り、陶芸にうってつけの陶石が発掘できる場所を探して佐賀の伊万里にたどり着く。
そこで最初に誕生したのが伊万里焼、続いてより煌びやかな模様を施した有田焼が作られた。
中でも赤を基調とした有田焼を捜索した「柿右衛門」という男の作品が世に知れ渡り、現在の有田焼の元祖と言われるようにもなった。
〇柿右衛門
柿右衛門の名前は今でも受け継がれており、現在は15代目にあたる。
正直なところ私には焼き物の良し悪しがわからないのだが、一つだけ確かなことがあるとすれば、
「柿右衛門の有田焼はめちゃくちゃ高額」だということだ。
皿一つでも万を超えるのは当たり前。中には何十万とする作品も存在する。
まさに「国宝級」の逸品。
それだけでも一見の価値有だ。
元々は朝鮮出兵時に豊臣秀吉が攫ってきた朝鮮人が開業したのが始まりさ。
というか「焼き物を作れる奴」を探してやらせたんだけどね。
それが今じゃこれほどの歴史を持つんだから……わからないものさ。
②インターナショナルバルーンフェスタ
バルーンフェスティバルとは「気球の大会」だ!
- スコアを競う「パシフィック・カップ」
- ファンフライトを楽しむ「フェスタ部門」
どちらもそれぞれの楽しみ方がありますが、共通する見どころとして、
色とりどりの気球が一斉に空へと飛び立つ
様が圧巻の一言だという点が挙げられる。
なんと秋の「有田焼陶器まつり」と合わせて開催されているバルーンフェスティバル!
「有田焼陶器まつり⇒バルーンフェスティバル」というように旅行ルートが完成されている!
40回記念にディズニーパレードが行われた!
総勢約80万人の参加者と約120機の気球の祭典。
その華やかな舞台にはあの「ディズニー」までもが参加した。
2019年の代40回大会の出来事です。過去最高クラスの参加人数を誇った一代パレードは何度行っても飽きることはない。
※因みに2019年は「唐津やきもん祭り」という有田焼とは別の焼き物祭りで、「祝賀奉鬼(ほうびき)」と呼ばれる赤獅子のイベントが創建200年を迎えたために実施されている。
(天皇陛下即位によって年号が変わったことも要因)
2019年は盛沢山だね!
しかも2020年と2021年は陶器市もバルーンフェスタもコロナ禍で中止になっているから、本当に貴重な年だった。
協賛企業がスゴイ
- 炭酸の王道「コカ・コーラ」
- 緑茶の神髄「伊藤園」
- 2大航空会社「ANA」
- 二つに分かれたハイムの方「セキスイハイム」
- 神撃のバハムート、グラブル、ウマ娘の生みの親「サイゲームス」
実は佐賀に巨大ビルを構えている大企業が軒並み協賛している。
特にサイゲームスがあるのが何故だか面白く感じてしまう。
(他にも大和証券や久光製薬などが協賛している)
佐賀って実は色々ある
- 有田焼陶器祭り
- バルーンフェスティバル
上記2つを紹介したが、佐賀には他にも
- 唐津やきもん祭り
- 肥前・伊万里やきものまつり
- 祐徳稲荷大社
- 稲荷ようかん
- 生丸ボーロ
- 嬉野温泉
- ゾンビランド佐賀
などなど楽しめるポイントは沢山存在する。
秋の祭りが重なるタイミングで機会があれば、是非ともおすすめしたい。
博多とハウステンボスに挟まれてんのが運悪いよね。経由地点としてなら使う佐賀……
それを言うんじゃないよ!
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