私たちの生活に直結するかもしれない北極とロシアの話

歴史解説
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「ロシア」という国についてどこまで知っているだろうか?

「寒い、北、大きい、美人が多い、言葉が難しい、資源が乏しい、共産主義、おそロシア……」などなど、人によって抱く感情は異なることだろう。

私は旅行社の人間であるからして、観光地や文化に興味を抱く口であるわけだが、今回はそんなロシアが今後……「ビックになる!」って話をしようと思う。

私たちの生活が豊かになる突破口

ビックになるとはどういうことか?
それは、ロシアという国が今後大きく発展し、日本という国としても、日本人という個人としても密接に関わっていかなければならなくなる。という話だ。
直接ではないにしろ必ず生活に関わってくる話で間違いないからちょっとだけ聞いてくれ。
今後日本は衰退していくけれど、突破口があるとすれば「ここだ!」と筆者が勝手に思っているカ所の説明だ。

細かい話は抜きにしてわかりやすく話していこうと思う。
色々と抜けもでるかもしれないが、それはわかりやすさのための犠牲だ。許してくれ。

エージェントたま
エージェントたま

行くぜ我が故郷北極へ!

①ロシアの特徴

広大な大地を持つが、その殆どは寒すぎて作物が育たない瘦せた土地。
北は北極大陸、南はアジア諸国、東はアメリカ、西はヨーロッパに囲まれた内陸地

広大な土地自体は良いのだが、それ故に多くの国々と隣り合わせになってしまい、外交による関係の構築がめちゃくちゃ大変
※日本は島国だし端っこだから「韓国」くらいしか近い国がない。(台湾を国とするなら台湾も)

エージェントたま
エージェントたま

ネットの世界に生きていれば韓国とのイザコザは多少なりとも耳にするとは思うが、たった一つであんなにも苦労するのだから、その数倍の国々と隣接するロシアはそりゃあ大変だ。!

しかも広大な大地の殆どは寒すぎて資源が育たない
新たな資源を得ようにも海へと漕ぎ出すにはアメリカ&EU連合の海域を抜けなければならない。
(絶対に許されない)

唯一使えるのは陸路のみ。
世界最強ともいえる陸軍力で「南の国々に圧力をかけろ!」……となるわけだが、今は南に中国がいて利権争いになる。それどころか南には色々な国々がありすぎて、連合されたら流石に適わない。

まさに絶望的。

しかしこの絶望の一角である「北極」がロシアの希望に変わろうとしているのだ。

②北極には世界中の資源の27%が眠っている説

これは確定ではないのだが、北極の氷の下には世界中全ての資源の内の27%が眠っていると言われている。

世界中の27%だ。
もしも北極の全てを手にする国が現れたならば、その国は世界の資源の約3割を持つことになる。
日本が承認している国の数が196か国。そのうちの1国が資源の30%を持つことになればバランスブレーカーもいいところだ。

しかしそうならなかった理由は北極の氷が分厚すぎて「今の技術では採掘できない」という問題があったからだ。

北極の氷が解ける

しかし誰もが一度は聞いたことがあるように、現在は「地球温暖化」が進行している。
「北極の氷が解けて海抜が上がる」などと専門家が口々に話す。
だが問題は海抜が上がることではなく、氷が解けることそのものにある。

「氷が分厚すぎて採掘ができなかった。」……これが解消されるのだ!

技術も進歩し、氷も解ける。
あと10年もすれば北極の採掘は可能になることだろう。

そうなった時に浮かぶ疑問がある。
それは、「北極ってどの国の物?」という疑問だ。

正直今まではどうでもよかった。
「どうせ採掘できない氷の大地などいらない。価値がない。」そう思っていたから誰も主張しなかった。
しかし今は違う。
北極を得た国は世界最大の資源大国になるということが明確となってしまった。

ならば北極とは誰の物なのか?
その最初の回答となるのはやはり位置関係。
領海や領空と同じく本土に近い場所を得られると考えれば、北極にアクセスできる国は限られてくる。

もう言わなくてもわかるだろう?
世界地図を広げた時に一番上に堂々と広々と広がっている国がある。

そう。『ロシア』という国が。

エージェントたま
エージェントたま

ちなみにロシア以外に北極にアクセスできる有力国は、
カナダ、ノルウェー、アイスランド、デンマークがある。

ちーバニー
ちーバニー

あれ?デンマークってそんなに北にあったっけ?

エージェントたま
エージェントたま

デンマーク自体は北にはないけど、「グリーンランド」はデンマーク領なんだよ。
だからこの間トランプ大統領が「グリーンランドを買う」とか言って、デンマークに断られていたんだ。

③日本はどうする?

地球温暖化を止めることはできない。

なぜなら温暖化により恩恵を受ける国や人がいるから、そもそも止めたいとは思わない。

であれば北極採掘の未来は必ずやってくる。
世界の国々もそれに合わせて動いていくのは間違いない。

日本と貿易の関係

日本は貿易大国と呼ばれている。
理由は、貿易によって生かされているからだ。

貿易の核となるのは「石油」だ。

今ではプラスチックの原料にも車のエネルギーにも使われるこの重要な資源を、日本は他国に100%依存している
中東の国々「サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イラン」などと日本は仲が良い理由は、「それらの国々に嫌われて石油を売ってもらえなくなったら日本は終わる」からだ。

エージェントたま
エージェントたま

マジで江戸時代の生活水準まで後退することになる。冗談抜きで。

スエズ運河ルートと北極海ルート

しかしこれには問題も様々あって、詳しく解説すると長くなるから省くが、一言でいうと「石油を手に入れるためにはスエズ運河を抜けるルートで行くしかないけど、そこは危険がいっぱいでお金も沢山かかる。」というわけだ。

しかしもしも北極の氷が解けて、ロシアから石油を仕入れられるようになった場合『北極海ルート』という新たな交易路を獲得できる。

北極海ルートは今までのスエズ運河ルートよりも格段に短い航行で、尚且つ危険も少ない。
ロシアに通行料を取られることになるだろうが、それはスエズ運河であってもどうせエジプトに取られている。

つまり北極の開拓とは直接的ではないものの、日本にとって大きなプラス要素となりえるのだ。

現状はあまり関係が良くない

……なりえるのだが、そのためにはロシアと日本の関係をより良いものにする必要がある

有名な所では「北方領土」の件だ。
北方領土に対する私の意見はここでは控えるが、あれをなんとかしない限りロシアと友好的な関係を築くことはできないだろう。
もしロシアと友好関係を築くことができなかった時、打撃を受けるのは日本の方だ。
ただでさえ不況まっしぐらの日本だが、この恩恵にあずかれないとなれば目も当てられない状況になることは必至だろう。

未来の生き方について

未来をどう生きれば良いか断定することはできない。
しかし、予測を立てて行動することは可能だ。
近年では不労所得が重要視されているが、それも一つの防衛手段になるだろう。
但し不確かな未来に対してそれだけで十分だとは限らない。
もしかしたら20年後の日本は戦争をしているかもしれない。どこかの国に支配され虐げられているかもしれない。
そうなってから行動していては遅いのだ。予測し、取捨選択をしなければならない。
今回の記事が未来予測の参考になれば幸いだ。

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